株式会社TJMデザイン(本社・東京都板橋区、社長・田島庸助)は熱中症予防対策用品を充実させます。
「風雅ベスト」は上半身のムレを防ぐ熱中症予防対策用品です。2つのファンが外気を衣服内に取り込んで空気を循環させることで汗を気化し放熱するベストです。フルハーネス(墜落制止用器具)を上から着て放熱効果が失われない点が他の製品にない特長です。フルハーネス型安全帯の着用が義務になったこんにち、熱中症予防対策の決め手として発売します。
「風雅ヘッド2」は頭部のムレを防ぐ熱中症予防対策用品です。外気をヘルメット内に循環させて頭部の汗を気化させて放熱するヘルメット着用ファンです。2016年に前身モデルを発売、ユーザーが使用している(支給されている)ヘルメットに後付けできる点などが評価され、2019年に風速をアップするなどバージョンアップをしました。
「風雅ベスト」(商品名)は、フルハーネスの下に着て熱中症のリスクを回避するファン付ベストです。ベストの構造は、通気性に優れ高い弾性を保持する超立体3Dメッシュのインナーパッドと軽量なポリエステル生地を基材とします。ベスト背下部に左右2台のファンユニットを設置し、吸気した外気をベスト及びメッシュ内に循環させます。
フルハーネスを上から着用しても衣服内に空気が循環し、背・肩・首元の汗を気化させて熱中症のリスクを低減します。ハーネスの下に着て円滑な空気循環を維持するファン付ベストは業界初です。サイズはL、LL、3Lの3サイズ、色柄は1種です。
風速とバッテリー動作時間は<強>5.9m/s:9時間、<中>4.3m/s:18時間、<弱>3.6m/:30時間です。バッテリーはリチウムイオン充電池を採用。本体重量はL:1035g、LL:1040g、3L:1045g(各本体のみ)。
建築現場ではフルハーネスの着用が義務化されてから一般のファン付作業服では空気循環が阻害されて効果が薄れる等の問題が発生。そのためハーネスを装備した上からファン付作業服を着る方法も見受けられようになりましたが、一部にベルトが密着して発散効果が薄い、就業中ハーネスの脱ぎ着がしにくい、ハースネ着用が監督他から目視できないなどの問題が発生していました。
「風雅ヘッド2」(商品名)は、現場標準ヘルメットや自前のヘルメットに後付けで取り付けて頭部の熱中症のリスクを回避するファンユニットです。
小型ファンをヘルメットの後頭部に設置して、後頭部と首元へ風を送り込みヘルメット内にたまった汗を気化させ放熱します。シリコンバンドでヘルメットに取り付けるユニットのため、現場標準ヘルメットなどすべてのヘルメットに装備できます。夏場以外は取り外して保管します。
本製品は2016年に基本モデルを発売、好評を得て2回の改良を経て2019年にバージョンアップモデルを発売しました。
風速とバッテリー動作時間は<強>4.8m/s:5時間、<中>4.1m/s:8時間、<弱>3.1m/s:12時間です。バッテリーはリチウムイオン充電池を採用。本体重量は295g(本体のみ)。
2019年モデルの風速は約30%~50%アップ(2017年モデル比)、都市現場のヒートアイランド現象に対応しました。当モデルから冷却力の強い大口径ファンを採用しながら、ユニットの外形突出部を約50%薄型化し装着感を高めました。
ファン式熱中症予防対策用品「風雅ヘッド2」をヘルメットに装着し、「風雅ベスト」を着用した上に、フルハーネス型安全帯を装備した建設技能者 (イメージ)
過去5年間(平成26~30年)の業種別の熱中症による死傷者数をみると、建設業が最も多く、次いで製造業で多く発生しており、全体の約4割がこれらの業種で発生している。なお、平成30年の業種別の死亡者数をみると、建設業が最も多く、全体の約4割(10人)が建設業で発生している。
参考資料:平成30年 職場における熱中症による死傷災害の発生状況(確定値)